ホームに戻る > スレッド一覧 > 過去ログ > 記事閲覧
[26] 通所リハビリと通所介護の違いについて
日時: 2016/04/08 13:18
名前: 新人ケアマネ ID:bp.inlHk

3月初旬より居宅介護支援事業所に異動勤務になりました。恥ずかしながらずっと施設内で働いてましたので、外部の情報なども、とても疎かったと思います。

さて、今回ご教示いただきたいのが、通所リハビリと通所介護についてです。
施設の情報を得るため、いろいろと各施設を見学させてもらっているのですが、
通所リハビリと通所介護の違いにいまいち納得がいかなくなってきています。

最近は通所介護でもリハの専門職を配置し、リハ特化型の通所介護もおおくなっています。そんな中、通所リハビリは積極的な外出行事はリハ目的とは異なるため認められず、通所介護は認められる。
だったら、通所リハビリの意味ってあるのかな。。。と。
通所リハビリは、リハビリマネジメント会議の開催など、密に行われている事業所もありますが、そもそも利用者は、リハビリができれば満足で、リハビリマネジメント会議のような、頻繁な会議までは求められておりません。開催当初はいいのですが、回数を重ねていくと、そこまで必要なのか・・という声も聞こえてきたりしています。それだったら、リハ特化の通所介護に行けばいいのでは。と思ってしまいます。

まぁ。通所介護に行けば済むことなのですが、どうも、通所リハビリと通所介護の明確な差別化を最近感じなくなっています。
ましてや、居宅介護支援事業所の集中減算の対象者の枠が広がり、減算を受ける事業所が増えてきている中、実際は、通所リハビリを紹介してダメだったから、リハ特化の通所介護をすすめているため、結果として通所リハビリの集中減算をうけているというようになっていると感じてしまいます。

勝手な目線なのだと思うのですが、この疑問はおかしいでしょうか?

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

通所リハビリの目線で返答します。 ( No.1 )
日時: 2016/04/08 15:03
名前: しおん◆oYCEosHsog ID:qgOc5ARg

通所リハビリ事業所の理学療法士をしている者です。

昨今の通所系サービスへの風当たりの強さには辟易しております。スレ主さんの疑問ももっともであると感じております。

さて、通所リハビリと通所介護の違いを私なりに述べさせて頂きたいと思います。

通所リハビリはリハマネジメントありきで会議を行い、生活行為向上リハを実施し、6ヶ月以内に卒業を目指す。
通所介護はその受け皿となる。

ざっくり分けるとこういうことであると考えています。あくまで国の推し進める方針によって、です。利用者の負担は二の次です。

これは1年前に厚労省の方がとあるセミナーで説明されていたことです。
「通所リハと通所介護に同じ加算(重度療養管理加算や延長加算など)を設けた理由として、平成30年の改定までにアウトカム評価を実施し、両者に差がないと判断した場合には通所リハの存在意義に疑問を持たざるを得ない。そうなれば次回改定では両者をまとめてしまう意見も出ると考えている。」
このような発言がありました。まあ、なくすことはできないと思いますが、これを理由に通所リハの報酬減につなげる考えであることは明白です。そのため、通所リハは国の推進する生活行為向上リハを行い、高回転率で卒業することを課されました。その前提条件であるリハ会議の実施にて負担が大きくなるため、通所介護で個別機能訓練が行えるのであればそちらを選ばれるケアマネさんが多いのではないかとも感じております。

通所リハが生き残るためには、高回転率の実現にて通所介護等への社会参加支援を行うしかないと思います。ですが、それを利用者が納得されているかはまた別問題です。

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成