看取り介護の理解がない施設で、看取り介護と称したエセ介護が行われていることが怖いです ( No.1 ) |
- 日時: 2020/03/02 09:10
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:3QdSEap.
- 看取り介護とは、「医師が一般的に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがないと診断した者」(概ね余命半年以内)に対するケアであり、そこで最も必要なことは、最期の瞬間まで安心と安楽を提供することです。そしてそのために最も重要なことは、「苦痛がない終末期の過ごし方」であり、「痛みの管理」は最も重要です。
例えば、「末期がん」の場合、高齢者であっても痛みの管理(ペインコントロール)が必要な方は存在します。その時ペインコントロールができない場所で、それらの方を看取ってはなりません。なぜならがんの痛みは、ほぼ完全にコントロールできるのが、今の医学レベルだからです。
>特養で看取りになったときに、もともとの疾患から激しい痛みが発症したときに
痛みが出る疾患かどうかはある程度予測できますので、その際にその痛みがコントロールできないのであれば、その場所で看取り介護はできません。痛みのコントロールが可能な医療機関などで看取るべきです。しかし
>救急搬送が必要であるから、家族にこのことを承諾を取れないと施設で看取ることはできない
この考え方も間違っています。救急搬送で対応しても、痛みに苦しむ状態がそこに存在することは問題であり、そのような予測の元に、そこで看取り介護を行ってはならないのです。終末期の人を痛みで苦しませる同意権なんて家族にもありません。
よってそういう病状の人であれば、痛みのコントロールができない特養では、最初から看取り介護の対象にしてはなりません。末期がんの方ならホスピス緩和ケア病棟、それ以外の疾患の方なら、痛みの管理ができる医療機関や介護施設を照会すべきです。
そういう理解もない特養が、今現在、看取り介護をしている方が恐ろしいことです。
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