介護助手活用は必要だが、雇用者数はむしろ増える(人件費増) ( No.1 ) |
- 日時: 2022/10/26 15:59
- 名前: ケアマネナース ID:JefAxUfk
- 私はユニット型特養で施設長をしておりますが、今後の介護人材不足の観点を考え、介護助手活用についてはせざる得ないとは考えております。
ただ、介護助手活用においての社会保障審議会における議論の中で一番おかしいと感じているのは「人員配置基準に含む」という考えであります。 もともと最低配置基準以上の配置なんて当たり前の現在において、ICTや介護助手によるアウトソーシングを積極的に図っていっても配置基準以下での運用は不可能である状況です。 本来、介護職員で対応できる体制が一番であるとは考えますが、介護職員確保が難しくなっており、今後さらに困難になることが予測されております。 また、改正高年齢者雇用安定法により60歳以上の現場職員の雇用継続を考慮していくにあたり、一般の介護が大変になってきた介護人材については、介護助手として残ってもらいながら若手育成や様々な相談にのってもらうなどでの組織的人材の受け皿として、働き方の相談に応じやすい部署が必要となってます。 介護助手は必要ですが、それは今後の介護人材不足に対しては決定的な切り札にはなりえず、すべてを介護職員でまかなってた部分のスリム化するにしかならず、それにかかる費用はむしろ増えてしまうものとは考えてます。
簡単なイメージ 一日の最低配置すべき介護人員 5名(早出・日勤・遅出・夜勤・明け) 最低必要な常勤者数(常勤換算数) 7名 (常勤換算7.0) 実際に配置している介護人員 9〜10名 (常勤換算8.2) 業務改善等によって配置した介護人員 8〜9名 (常勤換算7.4) 業務改善によって配置した介護助手 1〜2名 (常勤換算1.2) 合計した常勤換算数 8.6
介護助手の働き方を1日8時間から1日6時間に変えての常勤換算数0.9 合計した常勤換算数 8.3
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