このスレッドは管理者によりロックされています。記事の閲覧のみとなります。
ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[4558] 既存のユニット型特養と新たに出来た多床室を含めた特養のこれから
日時: 2023/02/12 21:05
名前: コロスケ ID:tsCT/TzI

ユニット型特養に勤務しております。当施設が出来た平成17年4月は所在地の中でも1番か2番目に出来たユニット型でした。今となっては近隣にユニット型特養も出来ています。当初は補助金の関係や個別ケアもあり、今後はユニット型特養が主流となると言われましたが、近年従来型の多床室を組み合わせた特養も出来てくる時代です。国の負担限度額の基準も変わり、高齢者からは葬式代と思い貯金していたのに厳しくなり、減額申請も却下された日にはユニット型施設にも入居出来ず、どこにいけばいいのだという声も聞かれます。ユニット型特養にとっては死活問題です。これまで入居対象としていた人が、制度が受けれないので、安い多少室に行ってしまう。しかもそちらの方が新しく安いとなれば集中するようです。ユニット型特養の運営はコストも掛かり赤字です。多床室の施設を建設するのに補助金も関係するとは思いますが、今後はどのようになっていくと思われますか、ご意見を頂戴出来ればと思います。
メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

今後の特養について ( No.1 )
日時: 2023/02/13 08:47
名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:FGkfRq1Q

介護施設・居住系施設の経営を考えるときに、日本全体の傾向を考えてもしょうがない部分があって、きちんと地域ニーズをリサーチしたうえで、地域の高齢者市場の動向とマッチングした商品をユーザーに届けるという考え方が必要です。

団塊の世代という大きな塊が高齢者サービスの中心層になってきていますので、日本経済を支えてきたその人たちの生活ニーズを鑑みれば、居住系サービスに対する個室ニーズが高まることは当たり前のことです。

しかしユニット型特養が推奨され始めた当時と決定的に違うことは、高齢者の新たな住まいとなる居住系サービスが多様化して、数も増えているということです。

お金のある高齢者は、あえてユニット型個室の特養を選ばずとも、サ高住や有料老人ホームを選択できます。その方が外部サービスを利用して、自由に暮らすことができるし、お風呂も週2回しか入れないことはないと考える人が多くなっています。

一方で、特養は補足給付が支給されることで、年金受給額が低い人でも入ることができることが最大の魅力です。そういう意味ではより安い金額で居住できる多床室ニーズはなくならないということです。

そうであれば、よっほど富裕層が多い地域ではない限り、ユニット型非ユニット型混合の特養の方が、利用者ニーズの多様化にマッチングしていくと言えそうです。

国が特養新設の際に、個室ユニットしか補助金を出さなかった当時と、社会情勢が異なっているし、そもそも国の見込みや思惑なんて、外れるためにあるようなものです。

国の補助金基準に異を唱えて、当時から多床室のあるユニット型特養を建設した社福は、そうした先見の明があるということでしょう。
メンテ

Page: 1 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成