老健に長期入所している利用者の理由 ( No.1 ) |
- 日時: 2024/05/18 07:03
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:yRg9Cuz6
- 基本型老健には実質的に、在宅復帰を目指していない人が入所しているケースは少なくありません。在宅復帰率やベッド回転率をあまり高める必要がないからです。
そのため要介護2以下の人で、特養入所対象にならない方々であって在宅介護が難しい人は、入所先選択の一つとして老健を選ばざるを得ないということがあります。
この際、GHや特定施設・サ高住と比較すると、補足給付がある分、老健の方が費用が安く入所しやすいということがあるでしょう。
つまり利用者にとって、特養に次いで老健が費用負担上のメリットが高いということですね。
要介護3以上に人でも、特養入所の優先順位が低い人は同じことが言えるし、場合によっては特養に入所できるような人も、職員と馴染みの関係ができて、環境にも慣れてしまって、老健から対処したくないという希望の方もいると思います。そうした希望を許してしまう基本型老健は少なくありません。
ただし今年度の介護報酬改定で、基本型老健はわずかしか報酬が上がらず、非常に厳しい経営を迫られることになりますので、徐々に在宅復帰強化型に移行する老健が増えて、特養化した基本型老健は減っていくものと想像します。
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