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[127] 難病で嚥下障害のある方の食事介助について
日時: 2016/06/13 17:10
名前: ハイビスカス ID:szwS7iio

いつも勉強させてもらっています。

難病のため嚥下障害のある方の食事介助について相談させてください。
現在、転倒骨折により入院中です。

進行性核上性麻痺のため嚥下障害があり、嚥下造影検査でも誤嚥が認められています。誤嚥性肺炎の既往もあり、主治医より胃ろう増設を勧められていますが、家族が胃ろうには抵抗があり、希望により経鼻経管栄養+経口摂取で数ヶ月経過しています。

家族は経口摂取にこだわっており、3度の食事を経口摂取のみで摂るのはリスクが高いため、再三にわたる病状説明や胃ろう増設の勧めにも応じず、家族で協議し胃ろう増設はせず経口摂取でいく事に決めたそうです。

現在、理学療法士を中心に経口摂取の訓練、家族への食事介助の練習などを行い、胃管は抜く事ですすめているようです。

このようにリスクが高い方の食事介助をヘルパーが自宅で一人でしてもいいのかどうか考えてしまいます。
このような経験のある方がいらっしゃいましたら、参考にしたいと思いますのでアドバイスなどお願いします。

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良い胃ろう、良くない胃ろう ( No.1 )
日時: 2016/06/13 17:27
名前: 通りすがり ID:BgMJ0i5M

もう結論出てしまっていますが、
胃ろうを造設していても経口摂取できますし、元気になれば胃ろうを閉じることもできる。と言う事を家族は知っているんでしょうか?
経鼻経管栄養が本人に苦痛だから胃ろうが登場したのにこの状況はご本人様が辛そうです。
胃ろうは閉じる事はできないようです。 ( No.2 )
日時: 2016/06/13 22:19
名前: ハイビスカス ID:szwS7iio

早速のコメントありがとうございます。
相当進行した状況で、ほとんど寝たきりの状態です。
胃ろうは増設したら、閉じる事はできないと説明を受けているようです。
それ程、経口摂取はリスクが高いと言うことでしょうか。

時に誤嚥のため吸引を行っているようです。
妻も認知症を患っており、夫婦二人暮らし、主介護者の子供も介護力はなく、ショートステイさえ利用するつもりはなく、お金は少しはかかってもヘルパー対応で何とかできると思っているようです。

食事に関しては、家族の責任のもと家族でしてもらいたいと思うのですが、おっしゃる通りご本人が気の毒な状況です。

もし、家族が自分達でできないと言うのであれば、このような状況で、食事介助を引き受けてくれる事業所があるのでしょうか。
在宅での最期を希望されているのでは? ( No.3 )
日時: 2016/06/14 18:58
名前: ナースマン ID:a9wT7CM2 メールを送信する

 特養の看護師です。
 以前、同様の疾患の利用者様が入所されました。
自分の唾液でも誤嚥のリスクが高く、看護師出勤後、吸引を行い、食事介助を行い、看護師の勤務終了前に吸引をしていました。夜間は、側臥位と必要に応じて口腔ケアや吸引を行いって貰いました。ただ吸引が出来る介護職員が限られているので、大変でした。
 十分注意をして、食事介助を行っていましたが、誤嚥性肺炎を繰り返し、経鼻経管栄養になりました。
 しかし、自分の唾液で、誤嚥を繰り返す事から、経鼻経管栄養の状態でも誤嚥性肺炎を繰り返しました。

 この進行性核上性麻痺の場合、誤嚥性肺炎の予防等の為の経管栄養は(経鼻・胃ろう共)、状態改善の為の一時的な対応にはならず、延命の為になってしまうのかもしれません。その為、ご家族は最期まで、経口摂取にこだわるのかも知れません。

 退院の際は、栄養状態や病状にもよりますが、看取りも視野に入れた方が良いもかもしれません。

 ちなみに、当施設に入所してた利用者様は、夜間に急変され亡くなられました。
 看取りに関する話しをしようと、考えていた矢先で、ご家族・本人の最終的な希望の確認前であった為、病院に搬送され病院の外来での最期になりました。
 ただご家族は、出来る限りの医療行為と自然のままでの最期をとの間で最期まで揺れ動いているようでしたが、亡くなられた時は納得されていました。

 在宅に戻るにしても、施設に入るにしても、ご本人の最期をどのように考えているのかを確認し、最良のサービスを提供出来る環境を作ることが重要だと思います。
PSPの嚥下障害への対応 ( No.4 )
日時: 2016/06/14 21:14
名前: kyo ID:Zq3CXqt6

PSPで頸部・体幹の筋強剛が強く、姿勢反射障害が顕著な状態ということだと思います。おそらくタウ蓄積がすでに相当程度進行した状態でしょう。

PSPには様々なサブタイプがありますし、他の症状や現在の対応がわからないので、以下は参考程度と思ってください。

結論から言うと、その状態から改善を得るのは非常に困難です。
ダメ元で行うとすると、もっとも改善が期待できるのはグルタチオン+フェルガードLAの併用療法だと思います。それから、ChEIをガランタミン(@レミニール)に置換えてみるのも手です。また、血圧によりますがACE阻害薬(@タナトリル)を用いて咳反射を亢進させ、嚥下を改善するという方法もあります。
家庭介護でも使いやすいものだと、カプサイシンプラスか黒胡椒のアロマパッチがよいとおもいます。
看取りではないようです。 ( No.5 )
日時: 2016/06/15 21:30
名前: ハイビスカス ID:MYLVYr6o

ナースマン様。大変参考になります。
この方の場合、子供さん達にまったく病識がないというか、現実を直視しないというか、これから良くなる、食事も自分で摂れるようになる、歩けるようになると思っているようです。海外旅行も考えているようで、ついていけません。

KYO様、主治医も点滴やカプサンシンのサプリなど、あらゆる手をつくして下さっています。

退院に向け動きだした矢先、ベットより転落し大腿骨を骨折してしまいました。この先どうなるか見当もつきませんが、ありがとうございました。
主治医の判断を元に ( No.6 )
日時: 2016/06/17 08:48
名前: ナースマン ID://ICROro メールを送信する

そうなんですね。難しいですね。

主治医は、在宅に帰れると判断しているのでしょうか?
専門的な意見を取り入れて、出来ない事は出来ないとサービスを断るのも、ご家族へ、現実を考えてもらうひとつの手段かもしれません。

現状では、いずれ誤嚥や窒息等のリスクが非常に高く、在宅でのサービスを提供する事業所は少ないのではないでしょうか?

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