介護系での活用は少ない様ですね。 ( No.1 ) |
- 日時: 2019/07/21 09:02
- 名前: ゴンべ◇y3W3CNCk56 ID:jYM3DOzM
- こんにちは。
レスポンスをいただけない間に、ネットや知り合いからも情報収集してみましたが、看護師さんも含めて、まったく情報が集まりませんでした。
ある看護師さんは「救急にいるので、病棟の事は分からない〜」と言っていました。
そんな中、「生活支援記録法」と言うものがあると知りましたので、こちらも検証してみたいと思います。 フォーカスチャーティングにSOAPのアセスメントが加わった感じ(??)です。
フォーカスチャーティングは、残念ながら介護業界ではオワコンだった様子です…。
ありがとう御座いました。
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生活支援記録法(F-SOAIP:エフソ・アイピー)について ( No.2 ) |
- 日時: 2019/07/25 19:10
- 名前: 小嶋章吾@国際医療福祉大学◇CS ID:3xQX/hb2
- ゴンべ◇y3W3CNCk56様
はじめまして。
生活支援記録法(F-SOAIP)にご関心をお寄せいただき誠に有難うございます。
※北海道介護福祉道場・あかい花代表 菊地雅洋様 いつも貴重な情報発信、問題提起に刺激を受けております。 このたびは掲示板を拝見し、初めて投稿させていただきました。
生活支援記録法(F-SOAIP:エフソ・アイピーと呼びます。)を、埼玉県立大学の嶌末憲子准教授とともに開発しました。
生活支援記録法は、F-SOAIPという6項目を用いた、項目形式の記録法です。
生活支援記録法(F-SOAIP)は、SOAPでは実施内容(介護、声かけ、他職種との連携など)が記録できず、フォーカスチェーティングではアセスメント内容が記録できないという難点を克服し、形式的にはこれらを折衷して生まれたものです。
そのため看護記録とも整合性があり、看護、リハ、介護、相談援助などの多職種間で共用できる経過記録の方法となっています。
記録時間の短縮という記録の効率化のみならず、実践過程の見える化、記録をもとにしたリフレクション、OJT、多職種間の情報共有など、多様な効果をもたらしています。導入している法人・事業所では、外国人介護士にとっても書きやすい記録方法となっています。
経過記録では、多くが叙述形式(日記風、小説風)の記録法となっていると思いますが、単に記録の効率化だけを求めると、容易に例文選択式などが導入され、貴施設のように、「うちの施設でも日々の記録に苦労しており、タブレット導入、例文選択式など負担軽減に努めておりますが、それに比例して記録の内容が薄まっています。」となることを案じていたところです。
とりいそぎ、生活支援記録法HP http://seikatsu.care(今秋よりURL変更予定です。)をご覧いただければと思います。
また、最新刊では、メディカ出版の隔月刊誌『医療と介護Next』2019 Vol.5 3や、日総研出版の隔月刊誌『介護人材』(教育研修支援教材)2019年1・2月号、2・3月号、4・5月号、6・7月号に4回連載となっております。
さらにご質問や研修などのご要望がありましたら、どうぞご遠慮なくご連絡お願い致します。
以上長々と失礼致しました。
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返信ありがとうございます! ( No.3 ) |
- 日時: 2019/07/26 13:20
- 名前: ゴンべ◇y3W3CNCk56 ID:omAbr/Kw
- 小嶋章吾 様
ご返信ありがとう御座います。
記録については、解決の決定打が中々見つからないと感じています。
私が介護の世界に入った頃(昭和の終わりごろ)は、介護記録は手書きの「特変なし」の羅列でした。 第三者評価や情報公表華やかな頃は「着替えたか?」をバカみたいに並べてみたりしていました。 本来はアセスメントとプランに沿って記録の内容が変わる(フォーカスする視点を変える)必要があるのですが、現場はケアプランに目を通す人も少なく、食事、排泄記録をパソコンに入力するのに時間を取られています。 現状は、ユニットリーダー研修を受講したリーダーが、受講内容を現場で活用できない状態で、新たな記録方法を導入、浸透されられるか不安ですが、提案して行きたいと思います。
取り急ぎ、ご紹介いただいた資料に当たってみます。
ありがとう御座いました。
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生活支援記録法(F-SOAIP:エフソ・アイピー)について ( No.4 ) |
- 日時: 2019/07/31 00:39
- 名前: 小嶋章吾@国際医療福祉大学 ID:/oNapYfM
- ゴンべ様
「記録については、解決の決定打が中々見つからない」 ことについて、ご苦労なさっていることをお察し申し上げます。
その主たる背景は、 @介護福祉士養成課程などの専門職養成教育のなかで、記録に関するトレーニングが十分行なわれていないこと、 A介護記録の標準化がなされていないこと、 B時間と労力を要する記録の効率化がなされていないこと、 と考えています。
手書記録の時代から、電子記録の時代に移行してきた現在、 文章入力そのものは圧倒的に効率化が図られてきたと思いますが、 依然として、叙述形式(日記風、小説風)の自由記述がほとんどのように見受けられます。
そのようななかで、フォーカスチャーティングやSOAPのような、 看護記録として開発された項目形式の経過記録法に着目されたことは、 卓見であると思いました。
「本来はアセスメントとプランに沿って記録の内容が変わる(フォーカスする視点を変える)必要がある」とのことも、まさに正論だと思います。
同時に、利用者の訴え(S)と状況(O)をもとにアセスメント(A)しながら、対応し(I)、次なるプラン(P)に繋げるという介護実践において、どこに?何に?フォーカス(F)した場面であったのかが記録できるといいですね。お気づきかと思いますが、生活支援記録法(F-SOAIP)は、介護記録の標準化の提案です(上記Aに対応)。F-SOAIPの6項目あれば、介護実践のすべてを効率的に記録がすることができるのです(上記Bに対応)。
「新たな記録方法を導入、浸透されられるか不安」でいらっしゃると思います。専門職養成教育での記録のトレーニングは不足していますので、現場での事前の研修があれば円滑に導入できることでしょう(上記@に対応)。
法人内の事業所で順次、フォーカスチャーティングから生活支援記録法へ切り替えている埼玉県の社会福祉法人美咲会の声です。「生活支援記録法の良さを実感。戸惑いは1か月ぐらいで解消します。包括は春より、居宅は夏より、デイは11月より、ベトナムの技能実習生を来春迎えるため記録のIT化が必須となり、特養も切り替えます。」とのことです。
職場内での記録研修をなさり、導入にチャレンジなさるようでしたら、ぜひともその経過や結果をお聞かせいただければ嬉しく思います。
ご不明な点などございましたら、いつでもどうぞご遠慮なくご一報下さい。
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