この業界を変えるには対処療法じゃだめなんですよ。 ( No.15 ) |
- 日時: 2018/09/04 13:41
- 名前: ゴンゾーラ ID:XoNKW22g
- 当施設でも高齢者の方を短時間のパートでお掃除や軽作業等、助手的に雇用しています。このポジションの職員は必要ないとまでは言いません。いると助かりますが、「いなくてもまわる」のです。しかし、主たる介護を担う職員(正規職員やフルパート)は、一定の人数がいなければまわりません。外国人のリーダー的職員と言いますが、私自身、外国人に頼る制度そのものに疑問を感じています。サービスの質を向上させるには職員の定着が必須です。これは、介護の業界に限ったことではありません。職員満足度(ES)の向上により職員を定着させしっかりとした教育を施し、ベテランを育てることが顧客満足度(CS)に繋がるといった構図になります。とにかくその日の運営ができるだけの人数がそろっていれば良いと、烏合の衆で運営をする施設が報道をされるような問題を起こすのです。そういった施設は決まって毎日のように求人を出していますし、職員が入れ替わり立ち替わりです。さて、外国人の話に戻りますが、外国人が施設に定着したとしても何年勤めるのでしょうか?20年、30年勤めるとは考えにくいです。日本に来たけど介護をやめて行方しれずになっている外国人はたくさんいます。介護助手もサービスの質向上に直接繋がるとは考え難しいでしょう。介護助手や外国人で補填的に問題を補い、対処療法をするのではなく、根本的な問題である介護職の処遇や社会的地位の確保、魅力の向上について、改善を図らなければならないでしょう。そういった意味では来年の8万円賃上げうんぬんの具体策が見物です。
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