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[775] ロボットには代われない役割がある
日時: 2017/11/03 08:16
名前: がってん介護 ID:rRSiIHWs

 お寿司業界に寿司マシーンが導入され、回転寿司業界は軒並み成長を遂げておりますが、それでも板前さんと旬の魚やうまい日本酒について語らいながら、握って頂くお寿司は最高ですね。
 ホリエモンの『介護業界はロボットで十分』的な発言が物議を醸しておりますが、板前さんしか味わえないお寿司があるように、ロボットには代われない、介護職の良さや誇りがあるはずなんです。
 それを世間に伝えたくつぶやいてみました。失礼しました。

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ここよりも経産/厚労省の「ロボット技術の介護利用における重点分野」の方が遥かに現実的 ( No.15 )
日時: 2017/11/13 22:19
名前: ヘルパー4級 ID:MB/ULuvg メールを送信する

過去と現在のロボットを知らない方々が将来のロボットを語るのは無意味だと思いますが。

> なぜロボットに拒否反応を示すのか

おっしゃる理屈が正しければ、人間はロボットと結婚すべきとなる程にナンセンスですね。投稿なさるのは構わないと思いますが、どうも真剣にロボットと介護のことについて議論したいというより、介護職はロボットより価値の無いクズだとこの介護職員が集まる掲示板で嘲笑する事で「自分は偉い」と優越感に浸りたいのが目的にも思え、内容的にも、もはや反論する価値も無いと思うので、以降は無視させていただきます。

> 介護の理想 精神論に酔ってるだけでは?

介護の理想はロボットと関係ありません。利用できる物は何でも利用するだけの話です。ロボットの現実を無視し空理空論・夢想論に酔ってるのはあなたでしょう。手塚治さんの漫画では、家事労働をするロボットが登場しますが、そういうお手伝いさんロボットがいますぐにでも現実に販売され自分の家で働くと信じるのと一緒です。

> 「ロボットに食事介助ができるわけない」ってのは思考停止じゃないですかね?

言ってもいない事を言ったかのようにして批判するのはいかがなものでしょうか。私は

> 幾ら「将来はできる」と言った所で、いまプロトタイプぐらいは出来ていなければ、「少なくともあと5年は実用・量産は無理だな」と考えるしかありません。

と言っています。どこか間違っていますか。もし5年以内に食事介助ができるロボットが現場で使用されるようになるというなら、現在、食事介助ができるロボットの試作品すら出来ていないのはなぜでしょうか。技術を応用した新商品というのは、おおむね設計→実験→原理試作→テスト→量産試作→テスト→量産、というプロセスをたどるので時間がかかります。

> 私も専門家じゃないから、わからないけど。

「ぼくロボットの事が全然わからないし問題があるなんて理解できないからきっと安全に介護できるロボットって簡単に出来るはずだと確信してる、だから自分が正しい」というご意見でしょうか。例えば旧・独立行政法人産業安全研究所の取り組みをご覧いただければと思いますが

機械システム安全研究グループ
http://www.jniosh.go.jp/oldsite/old/anken/shoukai/video/avi/mech.avi

物理工学安全研究グループ
http://www.jniosh.go.jp/oldsite/old/anken/shoukai/video/avi/phys.avi

こういうのは、どうしても避けて通れないのですがね。これが現在の「安全」なロボットの限界なので。なぜ私が産業安全研究所から引用したかというと、昔はここでバイトしてて馴染みがあって。後はそう…ここのではないけれど2つめの動画に出るような電波暗室では操作もしてましたっけ。もちろん私は専門家を名乗ったりはしませんが、恐らくここの掲示板で意見を下さっている方とは根本的に意見が全く合わないでしょう。ところで知識が無ければ無いほど正しい予測ができると思われますか?

技術の進歩には

・経済性
・犠牲

が伴いますね。まず当たり前の事ですが「ロボットの導入で人間に労働させるより安上がり」というのが無ければロボットに置き変わりようがないです。ですから安全に食事介助ができるロボットが仮に将来は出来たとしても、例えば1つの施設で介助が必要な入所者が40人とすると1日3回の食事の時にしか使わないロボットが40人だから40台、では稼働時間は1日で合計1時間ちょっと、すると残りの23時間は遊んでいるので、これだと全然モトが取れません。設備に金のかかる物はモトを取るために24時間動かすのは産業分野では当たり前なので、それに倣って入所者の食事時間を24時間のシフト制にすればロボットは2台に減らせて稼働率も上がりこれで職員が何人減らせて、だからロボットの投資は人件費の何年でペイできる、となりますかね。まぁ…ロボットの操作担当者の人件費が3交代でかかるとなるとペイする見込みはなくなりますが。いずれにせよ食事介助しかできないロボットであれば導入して採算が取れる見込みは低いでしょう。この辺りが理解できない人だと、24時間ライン作業でひたすら動き続ける事でモトが取れている産業用ロボットのように介護ロボットが実用になると思うのでしょう。

犠牲の方ですが、ロボットに挟まれて死ぬ人は当然、居るわけで。こんなのはいくらでも出てきますが

作業員がロボットにつかまれ死亡、独フォルクスワーゲン工場
https://www.cnn.co.jp/business/35066855.html

産業用ロボットに挟まれ死亡 電気メッキ製造業を送検 富山労基署
https://www.rodo.co.jp/column/14191/

もちろん、時々死人が出てもロボットを使用する事に経済性があれば賠償金を払って解決してロボットは継続使用するわけですが・・・逆に、介護ロボットが実用化されても死人が出る筈がないと思っていらっしゃる人がいるのでしょうか? 別に脅しでも何でもないです。

とにかくロボットというと鉄腕アトムかドラえもん程度の理解で、産業用ロボットは成功しているじゃないか介護もロボットで安くやれ! なんだ反対するのか許さん、と無茶苦茶を強要された挙句、「介護ロボットを日本の輸出産業に育てよう。そうだ介護施設はロボットを導入すれば加算を出すが導入しなければ加算しないぞ」と使い物にならないロボットを押し付けて実験台にする挙句に費用は介護現場で払え、これで経費削減になるだろう、オラ感謝しろよ! という方向にもし進むのであれば、勘弁して欲しいです。

なぜ音声合成でおしゃべりする人形のような役立たずが介護ロボットと称され押し付けられ成果が上がっていることにされてきたかというと「介護ロボットは現在の技術では実用になりません」とは言えないけれど現在の技術で「作れ」と言われても死人が出ないようにするにはそれしか無かったからです。

仏でも介護ロボ活躍中
http://japan-indepth.jp/?p=36988

とはいえ最近はちょっとは現実が見えてきたのか、言い方が変わってきていますね。

以前:ロボットを導入
現在:ロボット技術を利用した

となっています。ちょっと安心しているのですが、ロボット技術を利用し歩行をアシストするような物、その他の開発が進んでいるようです。これなら介護ロボットより安全ですし、試作品も登場していますから、量産化も夢ではなく現実味があるでしょう。

経済産業省と厚生労働省が進めているのも、ここの掲示場では優勢な「鉄腕アトムかお手伝いさんロボットか」な荒唐無稽な現実逃避な介護ロボットを作ろうというのではなく、実現可能性のある内容になっていますね。

「ロボット技術の介護利用における重点分野」を改訂しました〜自立支援に資するロボット介護機器の開発を後押し!〜
http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171012001/20171012001.html

解説記事
http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=57027
http://www.medwatch.jp/?p=16298
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00450424

一方、これは笑える内容ですね。「介護施設で働く「Pepper」--血圧測定、個人データ管理ができるシステム開発の背景は」
https://japan.cnet.com/article/35094027/

Pepperが挨拶したり、血圧を測りましょうと言って利用者に測らせてデータを収集する (Pepperが血圧を測るわけではない)とか、3ページを見ると、豪華絢爛たるメンバーで開発したらしい様子とか・・・ 開発費用とか度外視した実験ですね。いや、挨拶するだけなら入り口にセンサーつけて音声合成を流せばいいだろうとか、血圧のデータを収集するだけなら「Wi-Fi通信機能搭載で、測定データを自動転送」みたいなのがオムロンから出てるだろうとか。Pepperでなければいけない/できない理由が皆無。

まぁ、面白いとは思いますが、Pepper が来たら嬉しいかとか、Pepper を導入すれば介護職員を減らせるのかとか、Pepper は介護ロボットと言えるのか、とか。

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