第10回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会資料から ( No.2 ) |
- 日時: 2017/08/16 00:04
- 名前: ヘルパー4級 ID:3nR7VnzI
- 「第10回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会 資料」の方が若干、内容が詳しいですね。委員会は平成29年3月28日に行われた物ですが。
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○資料1 PDF 介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて(PDF:553KB)
介護人材のすそ野の拡大について
レ 介護分野への参入のきっかけを作るとともに、参入障壁となっている不安を払拭するため、入門的研修を導入。 レ 入門的研修の導入により、介護人材のすそ野を拡げ、中高年齢者など多様な人材の参入を促進する。 レ これにより、介護職のサポーター(ボランティア)として介護分野に参入し、希望に応じて介護職となるような施策にも活用され、介護人材確保対策としての効果も期待される。 ※ 導入にあたっては、介護職員初任者研修等の既存の研修内容も踏まえ、受講科目の読み替えが可能となるような配慮が必要。 ※ 研修時間については、受講対象者として想定される介護未経験者の研修受講負担を考慮しつつ、一定の介護の質を担保できるような時間とすることが重要。 【入門的研修の内容】 ・ 介護保険制度等の制度に関する内容、移動や着脱などの基本的な介護の方法、認知症に関する基本的な理解、緊急時の対応方法など。
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○参考資料1 PDF 福祉人材確保専門委員会における主な意見(PDF:411KB)
介護人材のすそ野の拡大(入門的研修の導入)について
● すそ野の拡大について、質の向上を目的として簡素な入門的研修を導入するということであれば、非常によい取組である。 ● ヘルパー3級研修がなくなって残念という声が多かった。入門的研修として、ある程度全国標準的なものは必要。導入にあたっては、修了証を発行することや、実務者研修や初任者研修の一部科目免除につながるという仕組みにすると有効ではないか。 ● 介護の質にこだわるならば、研修時間は、単に介護職員初任者研修の半分でいいとはならない。担うべき役割に対して必要な知識・技術を担保することが重要であり、まずは何を担ってもらうのかということを議論すべき。 ● 高齢者支援だけではなく、全ての住民を対象として対応できるような生活支援を学べるようなものとしてもいいのではないか。既に各地で実施されているものについて、効果や課題を調査してみてはどうか。
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「主な意見」を見ると、戦中の大政翼賛会だか会社のイエスマンかという感じもしますが、入門研修を創設してさし上げたから、これを受講することで参入障壁となっている不安が払拭され中高年齢者などが介護人材としてこぞって参入を促進する筈だという夢を見ているようです。いや…厚労省のOBや家族に「入門研修を受けて介護の仕事をしたいか」と聞けば「冗談じゃない!」という返事が来るのがオチでは。
本当に高齢化が進んでいるので、親や配偶者を家庭で介護するのに役立つ、制度などは(どんな制度が利用できるのか、目線の物以外は)省略した実際的な介護のテクニックを教える研修の方が役立ちそう。これとて、今どきのITを活用し。ネットに動画とテキストを載せて、PC かタブレットがあれば大部分を独学でき、質問もネットあるいはスクーリングの際に講師に、という形にすればいいのに。
もっとも、逆に「入門研修を受けてからでないと初任者や実務者は受けさせない」という「嫌がらせ」をすれば、一発で入門研修は普及するでしょうけどね。
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