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[5635] これって虐待?不適切ケア?
日時: 2025/08/22 18:08
名前: kiki ID:fnhKRrTY

 入所者の更衣について御意見を聞かせて下さい。

 地域密着型特養に勤務する介護職です。
 入浴の際の入所者の着替えについて質問です。

 当施設では月・木曜日の週2回入浴日があります。
 月曜日の入浴の際に脱いだ衣類を当日洗濯して、脱衣かごに入れて、木曜日に着せます。
 木曜日の入浴の際に脱いだ衣類を当日洗濯して、脱衣かごに入れて、月曜日に着せます。
 結果的に1週間をAとBという2種類の衣類しか着せません。

 その件について、施設の事務長から
「入所者から選択の自由を奪っている。これは不適切ケアであり、虐待である。改善して下さい」との意見がありました。

それに対して介護職からは
「余計な時間が掛かり、介護職の負担が増すから出来ない」との意見がありました。

事務長
「入所者の『自己選択の自由』を奪う行為を当たり前と考えることが問題だ。職員都合の仕事のやり方を改善するように長年言ってきたが、改善するどころか、不適切ケアが増えている」

「数年前より『生産性の向上』ということで、赤外線センサーや離床マットを多量に設置し、入所者3人につき常勤換算1日人の配置だと16.33人の配置で良いところ、26.77人配置している。常勤換算で配置基準より10人以上多い施設なのに不適切ケアのオンパレード。

 うちの施設は従来型の特養なのにユニット型のように多くの職員配置しても何の意味も成していない。洗濯のパート、掃除・リネン交換のパート、朝夕の配下膳のパートまで雇用しているのに、入所者を放置し、レクもほとんど行っていない。オムツ交換と入浴介助しか行っていない。

 入所者を見守りながら記録できるようにWi-Fi環境も整え、多量のノート型PCやタブレットを購入しているのに記録もほとんで出来ていない。その日の勤務者分のPSH等も導入している。本来『生産性の向上』は職員が楽をする為でなく、業務の効率化で生じた時間・労働力を『入所者への処遇の充実』に充てるのが目的」と指摘しています。

 身体拘束や虐待行為も平然と行っており、それが問題無いと平然と開き直ります。
「感覚がマヒしている」と事務長のよく言われています。

 事務長は法人内の老健施設の介護職から介護課長までやっていた人で、介護の知識やスキルも秀でており、認知症ケア、ホスピタリティ(接遇)も体外的に町・県に高く評価され、今まで複数の施設の窮地を何度の救って来た実績があります。法令・経営学・マネージメント、労務管理、職員教育等にも明るく外部の評価が高い人です。

事務長
「私が前に居た施設では70床で、入浴日の前日に脱衣かごを居室に配り自分で出来る入所者には自分で衣類を用意してもらい、麻痺がある人、認知症の人は職員がサポートして選んでもらっていた。寝たきりで意思の疎通が出来ない人も職員が何種類か選んで見せて話し掛けると目線で選択してくれた。

 作業自体少ない職員で短時間で出来ていた。この施設のように脱いで洗濯した衣類を脱衣かごに入れ、数日間、埃っぽい階段下にシーツをかぶせて置いておくなんて論外だと思う」と嘆いていました。

 皆さんの施設ではどうされていますか?事務長が言う通り利用者目線だと自己選択の自由は大切ですが、職員からすると時間が取られることをやれという事務長が非常識という考えです。

 確かに事務長の言う通り職員の数は多く、介護補助のパートも雇用してもらっていますが、職員としては余計な仕事は増やしたくないし、楽をしたいんです。あまり厳しくすると職員に逃げられるという考えです。

 皆さんの意見を聞かせて下さい。お願いします。
メンテ

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正論は問題を解決しない ( No.27 )
日時: 2025/09/08 10:21
名前: かわら ID:vOcnf5S2

元介護職員、元介護支援専門員、現施設管理者です。
プレーヤー時代は、「上司は、現場のことを分かってないくせに、理想論ばかり言う。介護は会議室でやってるんじゃない!現場でやってるんだ!!」等と思っていました。管理者となってからは「私が現場にいた時より利用者の介護度も重度化しているし、日々大変なのは分かる。ただ、出来ない理由を探さずに出来る方法を一緒に考えていこうよ。」との思いをスタッフにも伝えているつもりですが、現場との温度差を感じることが度々あります。「かわらは管理者になって、現場の気持ちを忘れてしまった」のような意見もあるようですが、煙たがられても管理者としては法人理念がスタッフに浸透するよう尽力すべきと考えています。
ただ、その方法については試行錯誤中です。日々感じているのは「正論は問題を解決しない(しにくい)」ということ。

例えば言葉遣いについて。当初は接遇研修会を開催し、masaさんの割れ窓理論も引用させてもらうなどして、「利用者に丁寧な言葉遣いが出来ないのはマナー違反だ!いつ何時誰に見られても恥ずかしくないような接遇を心掛けるように!」等と声高に叫んでいましたが、あまり改善は見られませんでした。
既に正しい接遇が出来ているスタッフには当たり前のことですし、改善を促したいスタッフは研修を欠席していたりしていましたし…
最近は当該スタッフに個別に話をする機会を持ち「〇〇さんは介護技術は高いし、業務を効率的に行ってくれているよね。いつもありがとう。ご利用者の声掛けは、親しみやすくするのはいいとは思うんだけど〇〇さんの場合は、少し砕けすぎて馴れ馴れしく感じる時があるんだよね。私自身も時々砕けすぎてしまってるかな?と反省する時もあるし適切な接遇って難しいけど、ご利用者が笑顔で過ごせるため一緒に頑張っていこうよ。宜しくね。」みないな感じで伝えるようにしています。パレートの法則によると全スタッフが満点プレーヤーになることは難しいのかもしれませんが、以前に比べれば当施設スタッフの接遇は改善してきていると思います。

イエスバッド法、心理的リアクタンス等、心理学や面接技法を学び、私自身が感情的にならずに、相手の感情に寄り添うように意識しています。これからも地道に理念の普及を継続していきたいと考えています。
メンテ

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