制度や障がい特性以外のこと ( No.3 ) |
- 日時: 2020/06/09 13:18
- 名前: MI2◆8cnayeG3x6 ID:FMuheTp.
- ラビン様
すでに、制度面や障害特性については、masa様が説明しておりますが、家族等の介護者についての面での高齢者福祉と障がい者福祉の違いについて書かせていただきますね。
高齢者の場合、主な介護者は配偶者や子となります。
それに比べて、中途障害以外の障がい者の場合、主な介護者は両親や兄弟となります。
一般的な話になりますが、両親が介護者の場合は、子や配偶者が介護者の場合に比べて介護に対して熱心になります。
これが良い方向に向かった場合にはよいのですが、悪い方向に向かうといわゆるモンスターペアレンツ化してしまいます。
また、介護保険は、良い悪いは別として国から授けられた制度ですが、障がい者福祉は、障がい者自身が、障がい者団体などのソーシャルアクションで勝ち取ってきた制度であります。
一般的な話ですが、高齢者は「お国が決めたことだから」と制度に納得することが多いのですが、障がい者(のご家族)の場合は、「そのような制度は間違っている」と考えることが多いような気がします。
そういったご家族の反応も含めて、障がい者の支援を行う際には、ご家族のお気持ちを十分に受け止めたうえで、それでも制度上できないことに対して。インフォーマルなサービスなども含めて対応しておく必要があります。
あと、虐待に関しての感覚が違っているような気がします。
これは、感覚的なことなので私の住んでいる地域のみかもしれませんが、いまだに利用者にたいしてあだ名で呼びかけたりするのが当たり前になっています。
しかも、ご家族からもあだ名で呼んで欲しいと要望されることがります。
曰く、「うちの子は、子供のころから『〇〇っち』と呼ばれているので『〇〇さん』と呼ばれるとかえって混乱します」とのこと。
子供のころからあだ名で呼ばれることが当たり前のままで大人になることでこういったことが怒るので、なかなか言葉遣いの改革は難しいと感じています。
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