フィリピンの介護人材は日本には行かずカナダへ行く ( No.6 ) |
- 日時: 2017/08/22 14:34
- 名前: ヘルパー4級 ID:/5PlegSA
- フィリピン人は英語ができる人が多いです。日本は、介護現場で働く間は在留資格を与えるように法改正を行いましたが、実はカナダの方が遥かに好条件です。2年、住み込みで介護ヘルパーをやれば永住資格が申請できると主張する情報が多く見つかります。(若干、条件が厳しくなったという情報もあります)カナダは人口が少なく、高齢者のお宅に住み込みで介護ヘルパーをやってくれるカナダ人の若者は足りていないそうです。
Live-in Caregiver Program ttp://www.cic.gc.ca/english/work/caregiver/index.asp
さて、あなたがフィリピン人だったとしましょう。あなたなら、日本とカナダのどちらで介護の仕事をしたいですか?
条件:日本/カナダ 給料:全産業平均月収の9万円ダウン/日本の全産業平均月収と同じ位は貰える 言語:日本語を学び漢字も読み書きできないと仕事にならず介護福祉士にもなれない/英語でOK 入管:介護で働かなくなったら在留資格を剥奪する/2年働けば永住申請可で他の職種に移っても良し
ベトナムの若者は介護に来てくれているようですが、「カナダの方がずっと条件がいい」との情報が伝われば、どうでしょうかね。
Newsweek にこのような記事がありましたが、『日本の先進国陥落は間近、人口減少を前に成功体験を捨てよ』 ttp://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8155.php
日本はもう、外国から若い人が来てくれる国ではなくなるでしょう。「金の切れ目が縁の切れ目」なわけでして、魅力的な賃金が出せないのに移住して働こうという奇特な人はいません。円安もあるので、母国に送金すると見劣りするのもマイナスです。
「だから今いる介護の人材を大事に」「潜在的介護福祉士がまた働く気になる待遇を」と言いたい所ですが、本質的に介護は利益を生み出すわけではなく、社会的にはコストがかかるだけですので、コストダウンしか評価されません。「介護にお金なんか払いたくない」から「介護職員は低賃金で働け」「自分は介護の仕事などするものか」「でも親や将来の自分は大事に介護しろよ」という本音・エゴばかりが目につくので。
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