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[818] SW機能向上加算のようなものを新設しないのか
日時: 2017/12/04 13:23
名前: MSW7 ID:fjJ1VxQk

今後の介護保険制度の動向としては、大まかに言うと、『限られた財源でサービスの質を確保』『利用者の自立度を高め可能な限り在宅での生活を維持』かと思います。その為、基本報酬は下げていきますが、加算要件を満たす施設(処遇改善加算を含め)は比較的経営的にも維持できる報酬体型になるかと思っています。地域連携の機能強化が求められる中、直接ケアに携わる介護福祉士の資格要件についての加算はあるのですが、今後、例えば『生活相談員が社会福祉士を持っていることでソーシャルワークの機能を向上させる』といったような加算はあり得るのでしょうか?また、そういった話は既に出ているのでしょうか?

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資格取得するか、無資格でも研鑽を積むかは自由です。 ( No.7 )
日時: 2017/12/08 18:23
名前: pinko ID:L8ywQx9g

 業務独占ではない資格については、資格がなくても仕事ができるわけですから、独自に勉強して知識や技術を付けることも自由ですし、資格取得するための要件を満たし合格することも自由です。自分が選択した方法によって不利益を受けることがあるとしても自己責任です。


 以下、駄文です。

 業務独占ではない資格が必要かという話は、結局「ITパスポート試験は」「英検は」「TOEICは」「日商簿記は」など世の中にあふれる資格の多くは必要であるのかという議論になると思います。
 これらの資格や評価は、なくても仕事をすることはできます。しかし、採用や昇進の尺度として利用されている現実があるためこれら資格等を否定できるものではありません。もちろん、よく分からない民間資格もあり、資格商法といった悪質商法の類いもありますので、資格というものの全てを肯定できるとはいえません。
 資格は試験を実施している機関が定める知識や技術の要件を満たしているかを測るものです。資格取得者は少なくとも資格取得時にはある程度の能力があったという担保がされたと評価することができます。このことは例えば、漢和辞典にある漢字を全て書くことができるという能力があっても客観的に表現できませんが、漢検1級に合格していれば、漢検1級合格と表現できます。社会福祉士と遜色ないあるいはそれ以上の知識や技術があっても、多くの社会福祉協議会は実績があり喉から手が出るほどその人材がほしいという場合を除き、社会福祉士資格でふるいをかけています。行政も社会福祉職での採用については社会福祉士資格を求めます。もちろん、独学や独自の活動をすることで社会福祉士と遜色ないあるいはそれ以上の知識や技術を身に付けたことを立証するという方法もあります。しかし、採用の条件に社会福祉士資格を求められているのであれば要件を満たさず門前払いを受ける可能性があります。

 次に、資格取得に時間や費用を多く費やすことについては「資格取得は本人が選択したこと」なので、その不利益は自分自身で責任を取るべきことです。医師や弁護士と違い、社会福祉士の資格がなくても社会福祉に関するお仕事のほとんどをすることができます。書店や図書館で本を入手して勉強してもよいし、積極的に地域での活動や福祉施設での活動をして力を付けることもできます。また、社会福祉士資格を取得しないとしても一定のカリキュラムに従う通信教育や学校に通うことも自由です。
 成人(社会人)は大人として選択したことについて自己責任であると片付けることができますが、未来ある子どもの学校・職業の場面では大人が現実を教えてあげる必要があるかもしれません。このことは身近な大人が福祉のお仕事を語るというよりは、調べさせたり、その仕事をしている人の話を来たり、社会福祉を教えてくれる学校の話を聞くといった情報取得など、選択するための方法を子どもができるように手助けするという意味です。
 なお、社会福祉士資格を取得させるために、また社会福祉士資格を維持するために社会がかけている費用(税金など)については難しい話になりますので控えます。(社会にあふれる無数の制度の必要性について、個人的には必要・不要と思うことはできても、客観的に示すことは簡単ではありません。)

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