特養における夜間看護体制の現実と向き合い方 ( No.7 ) |
- 日時: 2025/12/08 19:27
- 名前: ハイパーロック ID:lY2h9R4Y
- 現在の特養が置かれている状況と、限られた人員の中で何とか安全を保ちながら運営を続けていくことの難しさがあり
「看護体制加算Uを算定している以上、夜間のオンコール体制を維持しなければならない」という制度的な要請と、実際に夜間出動を繰り返すことの看護職員への負担との間で、相当に難しい判断を迫らる現状があります。
特に、ここ数年で看取り件数が増え、深夜・早朝の出動が続くことが看護職員の疲弊につながったという点は、多くの施設で同じ課題が起きている部分ではないでしょうか。
「本来なら看護職員にも最期のケアに関わってほしい」という想いと、それを続けることが職員の健康や継続的な体制の維持を脅かしてしまうという現実との間で、葛藤が大きかったであろうことは容易に想像できます。
また、エンゼルケアを施設職員ではなく葬儀社に委ねるという判断についても、
・深夜帯の出動負担
・翌日の勤務調整の困難さ
・限られた職員でのシフト維持 これらが複合的に重なった結果としての結論であり、 「理想だから」「当然だから」という言葉では整理できない複雑さがあるように思います。
夜間体制はどの施設でも正解がなく、現場の状況・人員・地域性・看護師の確保状況によって取れる方法が大きく異なります。 その中で、今できる最善を模索しながら運用されている姿勢には強い共感を覚えます。
「これがベストではない」と感じながらも、それでも職員の健康と安全なケア提供を両立させるために現行体制を選択せざるを得ないという葛藤は、特養運営に携わる者にとって避けられない現実だと思います。
|
|