[1365] 認知症の人 介護サービス利用中に「働く」OK 謝礼も 厚労省通知
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- 日時: 2018/08/23 17:57
- 名前: ina
ID:/jTvTx9g
- 産経ニュースより
http://www.sankei.com/life/news/180823/lif1808230008-n1.html
厚生労働省は、認知症の人などが介護サービス利用中に、事業所外でボランティア的に「働き」、その対価として謝礼を受け取ることが可能だと、自治体や事業所に通知した。若年性認知症の人などが病を得た後も、生きがいをもって暮らしていくことを支援する狙いがある。
介護保険の利用者らが日中を過ごす「デイサービス」では、塗り絵や合唱などの活動が一般的。だが、身体機能に問題がない若年性認知症の人などにとっては、こうした活動が「そぐわない」との声が根強かった。
最近は、若年性認知症の人が公園の清掃を行ったり、自動車ディーラーで洗車をし、その謝礼を受け取ったりする事業所が登場。本人の達成感や自己肯定感につながると注目されていた。
一方で、介護サービス利用中の活動で、「働いた」ことの対価として謝礼を受け取ることが適当なのか、判断に迷う自治体もあった。このため、厚労省が改めて、労働関係法で規定する雇用・被雇用や労働の対価としての「賃金」との関係を整理。謝礼の受け取りを可能と通知した。
通知では、公園清掃などの地域活動、企業などでボランティア的に「働く」ことで少額の謝礼を受け取ることを「社会参加活動等」と位置づけ。「自立支援や生活の質の向上を目的としたサービスの一環として、事業所外で取り組むことができる」とした。
また、実施にあたっての要件として、(1)事業所職員の見守り、介助などの支援(2)利用者ごとの個別サービス計画の作成(3)利用者が主体的に参加することで役割を持ち、自信を回復するなどの効果が期待される取り組み−などを挙げた。
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