大切なのは自分の学習スタイルにあったものを選ぶこと ( No.1 ) |
- 日時: 2017/05/16 15:55
- 名前: 888 ID:C16VMRlM
- 誤解を恐れずに言えば本はなんでも良いです。
介護士には広く浅く(深いにこしたことはありませんが)の知識が必要ですが、その点からもどの分野の知識もまずは基礎的な事になりますのでどの本からでも学べます。
中身を自分で見てみて、「勉強しやすそうだな」と思えるものが良いと思います。後を見据えて介護福祉士の受験対策本等も良いのでは?
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介護職だからこそ専門的な医療知識を得ようとする姿勢が必要です ( No.2 ) |
- 日時: 2017/05/24 14:52
- 名前: 病棟介護職1年目 ID:DlZeyNyM
- 本スレを見つけるのが遅くなり、回答が遅れてしまいましたが…。
介護職員実務者研修を受けて後、精神科病棟に介護職として入職しています。
上のNo.1の方と少し異なる意見なのですが、私としてはこれを機会に質問者 の方には大きな書店に出向き、医学書のコーナーで看護について書かれている 本をまず手にとってみてほしいと考えます。 実際に行ってみたら多分、内容やタイトルも易しそうで内容的にも想像がつく ものから、専門的過ぎて全く歯がたたないものまで看護の本も千差万別だなと 感じるはずです。 質問者の方の勤務先でも、利用者の方の医療的な諸々の作業をこなしている のは主に看護師の方だと思いますが、その看護師の方も過去に学校で自分が 学んだ看護の知識と手技を活用されている訳なのですが、高齢者福祉施設での 医療行為に必要な内容を単元名で抜き出せば、おおよそ次のものです。 ・「人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復まで」 ・「基礎看護学」 ・「成人看護学」 ・「老年看護学」 ・「精神看護学」
私はできれば、これらを書名に持つ本を少しずつ購入されていくことを勧め たいのです。医療的知識を殆ど持たない介護職向けの入門書もあるにはある のですが、読み手が初心者なのを意識しすぎてか内容が簡単過ぎるものが 多いようです。 しかし実際の現場では利用者一人ひとりのQOLは異なるわけで、仮に同じ 疾患を持っていても全く異なる医療的ケアが必要である事も珍しくなく、 知識不足(特に医学的な根拠への理解不足)で立ち往生してしまう事が懸念 されるためなんです。「どうしてこの介護ケアのやり方だと、それをして はいけないと医療職の人はダメ出しするのだろう?」とならないために、ある いは逆に同じエビデンスに従って正しく介護職の側から反論できるようになる ためにも。 読み始めた時は専門用語の羅列で、理解できる個所の方が少ないと感じると 思うのですが、初めは自分の担当する利用者の方に関する内容の個所だけで よいので、分からない語句や内容は看護師向けの解説サイトで調べたりしな がら、少しずつ読み進んでいってほしいと思います。 勤務先の看護師さんに訊かれてもいいのではないでしょうか。
介護職は法令上、医行為(厚労省通知による16項目や研修終了後の喀痰吸引 ・経管栄養を除く)を行う事はできませんが、最低限の医療知識は必須です。 医療職と同じレベルである必要は必ずしもありませんが(そうであっても別に よいのです)、しかし介護とは無縁な一般の人に比べれば遥かに専門的なもの でなくてはなりませんし、それを身に付けていくことが、これから自分の 介護職としてのプロフェッショナリズムの基礎となる第一歩なのだと考えて ほしいと思います。また医療職と連携するためにも必要な理由は、Masaさん の5月19日付のブログにも書かれてある通りでしょう。
そして3年後、もし介護福祉士の資格を取得しようと決めて勉強を始めた時 に、医療的な知識が既に入ってあれば受験は本当にラクになりますよ!
ぜひ頑張ってください。
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ありがとうございます。 ( No.3 ) |
- 日時: 2017/05/27 12:55
- 名前: 新米介護士 ID:28b8VoOc
- 888さん、病棟介護職1年目さん
お返事ありがとうございます。
色々手に取ってみて自分に合いそうなものを探そうと思います。
病棟介護職1年目さんは、分野別で挙げてくださってありがとうございます。 おっしゃる通り介護職も専門職として、ご利用者、ご家族からは見られますので知識、技術を習得して自信を持って自分のことをプロと呼べる日が来るように精進します。
介護福祉士はぜひ取りたいと思っています。頑張ります。
ありがとうございました。
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追記(栄養についての本) ( No.4 ) |
- 日時: 2017/06/04 17:17
- 名前: 病棟介護職1年目 ID:fLcY.jXk
- 新米介護士さんへ。
またまた遅れたレスで申し訳ありません。 もう1点、ご質問の趣旨に関して大事な事を言い忘れていました。 それは何かと言うと、他職種連携という事とも関係するのですが、 介護職は医療職だけでなく、利用者へ提供する食事についても (管理)栄養士と話をしなくてはならないという点です。 ご存じとは思いますが、病院や福祉施設の厨房とは単に食事を作る 所ではありません。介護職や医療職から受ける連絡や情報から、 利用者のQOL(この中には食事の嗜好までも含む)や嚥下状態に 応じて、食形態やメニューそのものを検討して必要ならば別に準備 し、利用者の食事中を観察した後で食の面から現場にアドバイスを 出すなど、その役割は介護職や医療職と並んで大変重要です。
高齢者の場合、食が健康に与える影響は大きい事から殆どの場合、 医療職と同じく健康状態の維持・改善に向けて栄養士の方も動く と思いますが、提供する「食事」という形で利用者と関わるため、 医学的な視点からの栄養学、つまり「こういう疾患を持つ人に、 この食事を提供した場合、どういう理由でどんな状態になるか」 又「どうすれば摂取困難な人にも、意欲的に食事に取り組んで もらえるか」という課題を、日々実践されているはずです。 これに関する分野を『臨床栄養学』と呼びますが、医療と並んで 介護職はこれについても学んでおけば、会議の場などで栄養士の 意見を理解しやすくなります。看護の本と並行して、ぜひ一度 読んで見て下さい。
私が目を通した中で有用であった、以下の2冊を挙げておきます。 ・医歯薬出版編「カラー版 疾病の成り立ちと栄養ケア/目でみる 臨床栄養学 UPDATE 第2版」(医歯薬出版) ・下田妙子編「カラー図解 高齢者の栄養管理ガイドブック」(文光堂)
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