介護助手よりも少ない人数でも回る現場作り ( No.1 ) |
- 日時: 2018/08/31 12:56
- 名前: みっつ ID:5PJKHnpc
- 介護助手という職種を増やすよりも、AIとロボットの導入を普及させることに予算をかけ、少ない人数でも運営できる介護現場作りと、介護職員にはコミュニケーションを主体とした業務にシフトしていくことが必要と考えます。
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本当に人材不足の対応策なのですかね。 ( No.2 ) |
- 日時: 2018/08/31 13:07
- 名前: MI2◆8cnayeG3x6 ID:zFxrk9Jk
- 厚労省幹部「資格無しでも働ける『介護助手』という区分を作ったので、人件費が安くなるはずです。ですから、報酬単価を下げます」
って、考えてるのじゃないかと邪推してしまいそうです。
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介護補助 ( No.3 ) |
- 日時: 2018/08/31 14:31
- 名前: 元PT ID:kjIt3B3w
- うちでは介護補助という職員がいます。洗濯・清掃・シーツ交換・送迎車洗車等々直接的な介護ではないものを担当してもらっています。高齢者や障害者雇用の方々です。
人員換算的なものにも制度上は含めることが出来ますが、入れていません。そもそもの介護職の人員をそれで減らせるものでもありません。
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絵に描いた餅 ( No.4 ) |
- 日時: 2018/08/31 14:56
- 名前: ガルシア◆m1wbu2r1I6 ID:NWSbkppg
- 地域性もあるかもしれませんが、最低賃金が平成19年度比で約30%上昇しているにもかかわらず、介護報酬はほぼ据え置きか微減という背景もあり、当施設では「無資格・未経験」の介護職員の時給は最低基準をほんの少し上回る程度です。
そこに介護助手を導入したところで基本時給としての賃金格差はつけられず、いつ終わるとも知れない「処遇改善手当」にすがるしかない状況の中で、人件費が安くなるというロジックがそもそも成り立ちません。
「厚生労働省」でありながら、「厚生」のほうは締め付けて「労働」のほうは緩くしてるのに、ウィンウィンの関係が成り立つという思い付きがもういかれてるとしか思えません。
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当法人での介護助手の実態 ( No.5 ) |
- 日時: 2018/08/31 15:09
- 名前: ye-yoh ID:ndsXwZXA
- 当法人では、身体介護を行わない職員を独自に求人し働いてもらっています。
当然、時給は介護職員より低く就業時間も6時間程度と短く設定しています。 (主にお茶出し、入浴後のドライヤー、洗濯、フロアの見守り等の業務) 初めて求人を出した時は、案外ハローワークからの問い合わせが多く、 ・介護の経験がなくても気軽に介護の仕事ができる ・パートの主婦がスーパーのレジよりも魅力を感じる など、案外希望者がいるように感じました。
何年か経ち、現在の状況はといえば、 @「軽介助」という職種を新たに作り移動介助と軽度者の排泄介助(トイレ内の見守り)も担えるようにした A「介護助手」のはずが、必要に迫られて移動介助をするようになってしまい「軽介助」になるようお願いした など、実態に合わせて変わってきています。 masaさんのブログにある通り、 現場の職員は同じように働いてくれる職員を望んでいる というのが実情だと思っています。 幸い、時給や勤務時間が明確に介護職員と違うので、それほど職種間の軋轢はないように感じますが・・・
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介護補助員が ( No.6 ) |
- 日時: 2018/08/31 15:12
- 名前: 大福 ID:NpQDZF6U
- 定員70名のユニット型特養です。
当施設では、介護補助員のおかげで職員の負担軽減になっています。
仕事内容は、配膳、食器洗い、掃除、ベッドメイク等ですが、 人手不足で介護補助員がいるだけでも助かっています。
ただ時給は、最低賃金のため募集を出しても応募は少なく、 介護補助員は4名ほどしかいません。
理想は、介護職員を増やしたいのですが、新規採用よりも退職者が 多く、1ユニットに1名の介護補助員を置きたいです。
人手不足で四苦八苦しています。
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人員配置に組み込めるのか ( No.7 ) |
- 日時: 2018/09/01 21:15
- 名前: ヘルパー4級 ID:NBoUYrMQ
- 三重県のモデル事業でうまくいったから今度は25の都道府県で実証実験ですか。介護福祉士が無資格者と同じ仕事をしているのはけしからん、もっとリーダー的な仕事をせよ。元気高齢者を活用し人材不足解消と介護予防で一石二鳥だ、という事のようですね。
元気高齢者の介護助手事業について http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180409004/20180409004-3.pdf
介護福祉士は高度専門職へ。「介護助手」の導入で介護現場はどう変わる? https://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no226/
厚労省、介護職の機能分化へモデル事業 介護助手も活用 全国30事例を想定 https://headlines.joint-kaigo.com/article-8/pg1056.html
今後の活躍が期待される「介護助手」「介護補助」とは https://www.azumien.jp/contents/work/00025.html
モデル事業のうちは何か予算・人件費で支援があるのかはちょっとわかりませんが、「来てくれればありがたい」とはなってもボランティアとは異なり給与は発生します。仮に介護職員の6割の時給を払うとした場合、介護職員0.6人分あるいはそれ以上の働きをしてくれそうか次第だと思います。
身体介護をしない介護助手を人員配置に換算で組み込めるのか否か。換算もできないなら、もうこれだけで「アウト」確実な気もします。「戦力外な人に給与を払うくらいなら戦力になる人を採用し現場に入れてくれ」となるでしょう。未経験の高齢者達を介護助手として働いてもらうとなると、「これしきの仕事をしてもらうために、ここまで時間を割いて業務分担を見直してマニュアルを作ったり指導やフォローをしないといけないのか!」なケースも出そう。
難読な漢字にひらがなを振っただけで日本語の介護福祉士の国家試験に合格しなければ在留資格を与えないというのではなく、外国人向けに准介護福祉士の資格を作り、実務者研修の実技相当の訓練を母国で3-6ヶ月受けてもらい、漢字を読んだり報告をする等はできないけれど日本語で基本的な意思疎通が入所者とできるようになれば日本に来てもらい、介護福祉士等の指示を受け身体介護ができるスキルを有する海外の若者に在留資格を与えて給与を払う方が。お手本にすべきは三重県方式より牛丼やコンビニでは。
いち早く「生活援助のみのヘルパー」制度ができた訪問分野における経緯が参考になるかもしれません。財務省からは適正化すなわち報酬削減を求められる反面、介護職員のこれ以上の賃金低下を問題視する政府側の間で綱引き。結局、土壇場で大幅削減は無しになったものの、自治体に投げた総合支援の訪問型サービスAでは、介護福祉士がやっても、自治体により半日から2日の研修を受けた訪問型サービスAだけを行える緩和された資格のヘルパーがやったのと同じ報酬しか払わないぞ、となりました。これも介護福祉士はリーダー的な業務や身体介護をやれ、キャリアアップ云々、という意図でした。それで実際どうなつたかというと…さっぱり分かりません。勤務先には訪問型サービスAだけを行うヘルパーなど一人もいないからです。一方、所長が昨年「こんなに報酬を下げられるなんて思わなかった」と嘆いていたのは憶えています。
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一長一短ありますね ( No.8 ) |
- 日時: 2018/09/03 11:44
- 名前: 老健太郎 ID:b/RRCcFo
- 当施設では5人の介護助手を雇い入れています。業務内容はシーツ交換、コップ洗い、車椅子清掃、エプロンおしぼり等の洗濯です。良かった点はそのうちの一人が本格的に介護の勉強がしたいということで9月から介護助手の契約から非常勤介護としての契約に切り替わった例があります。ただ悪いと思われる点は介護助手を取り入れてから約2年になりますが業務の縦割りが強くなったと思います。以前なら車椅子に食塊が付着していたらその場で介護職自ら清掃をしていたものの今では介護助手にお任せみたいな感じになってきているかなと思います。なんか総合的に介護職の気づきが減ってくることが怖いかなと思います。
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具体的なビジョンがイメージできないけれど ( No.9 ) |
- 日時: 2018/09/03 15:36
- 名前: m ID:Aj4ZgvJ.
- たとえば
5人(介護職)+1人(補助)の現場が
業務効率化と介護助手導入で 3人(介護職)+3人(助手)でも回せるよね
と言うイメージなんでしょうかね、そうであれば暗い将来しか見えませんね。
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良いイメージです ( No.10 ) |
- 日時: 2018/09/04 09:09
- 名前: goo ID:1EpmCTsY
- どういう配置にするかは、事業所毎の色がでると思いますが、
当施設(老健)では
5人(介護職)の現場が
5人(介護職)+1人(介護補助)
により、従来の業務分担では介護職の居宅訪問はほぼゼロでしたが、介護補助がいることで居宅訪問したりカンファレンスの回数を増やしたりとケアの向上に繋がるような配置にしたいと考えております。
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介護機器やAIソフトを導入する方が費用対効果が良い ( No.11 ) |
- 日時: 2018/09/04 09:43
- 名前: ゴンゾーラ ID:XoNKW22g
- 介護の現場はよく三大介護と言い、食事介助、入浴介助、排泄介助この3つが仕事のウエイトを占めます。つまり、いくら介護助手が入ったとしても、この3大介護が手伝えないのであれば、職員の負担軽減には繋がらないでしょう。むしろ無駄な人件費を割くだけです。人件費のことを考えても介護機器やAIソフトを積極的に導入する方がよっぽど介護の負担が軽減されます。例えば、介護用リフトを一台入れるだけで、入浴、排泄介助等の移乗はかなり楽になりますから。今まで2人でやっていた作業が道具を導入することで1人で出来るようになる。こっちの方がよっぽど現実的且つ効率的かと。
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パートも足らない? ( No.12 ) |
- 日時: 2018/09/04 10:28
- 名前: シーガル ID:6a9yUUVI
- ウチはパート職員はあまり募集したことがありません。現在いるパート職員は、正社員で働いていた人が加齢等いろいろな事情でパート希望が出て切り替わったような人が大半です。
そのため、パート職員希望者が世にどれだけいるかをしっかりと分かっていないかもしれませんが、数少ない募集機会の反応、派遣、紹介会社からの問い合わせなどからの印象ではそれなりにいるような感じがします。
実際、このスレッドを見ていても、募集をかければ採用できているような感じがします。
ですから、国が予算をかけてまで取り組むものなのかな?という感想です。 介護人材不足対策というより、高齢者雇用対策の意味合いの方が強いような・・・と思いました。
夜勤ができる正社員をとにかくなんとか確保したい、一人当たりの夜勤数を減らしてあげたい、介護職以外も含め土日祝日時間帯関係無く働いてくれている職員の処遇をなんとかしてあげたい、という気持ちが強い私です。
介護補助やパートを多くし、夜勤もできる正社員を増員する予算が無くなるようなことが起きかねないか心配もあります。
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介護福祉士の展望は ( No.13 ) |
- 日時: 2018/09/04 12:00
- 名前: るなっち ID:ItDi8SJ.
- 利用者側からすれば、施設内の閉鎖的な状況を打破するためにも、介護助手や有償ポランティアが一人でも多く施設内に介入してくれることを歓迎します。
作業の効率性のみで考えるのは危険だと思います。
働きたい介護助手や外国人のリーダーとなる介護福祉士の役割はますます重責となりますが、待遇面や職業人としての地位向上のためにも差別化がすすむことを期待しています。
この先、高齢の介護助手の雇用が加算対象となるとか、もしや雇用率が義務化され、クリアできなければ減算の対象となるやもしれぬと考えたりもします。
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助手が増えても介護の質が上がらない〜利用者や家族の期待する結果は得られない ( No.14 ) |
- 日時: 2018/09/04 12:08
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:ktt6M4UQ
- 助手や有償ボランティアが増えても、介護の質は良くなりません。むしろ質は低下します。作業の効率性云々の問題ではなく、介護という行為が分断されてしまうことで、つながらない部分でたくさんの漏れが生ずるからです。
参照:介護助手の導入と活用は介護の業務効率化につながるのだろうか http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52098906.html
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この業界を変えるには対処療法じゃだめなんですよ。 ( No.15 ) |
- 日時: 2018/09/04 13:41
- 名前: ゴンゾーラ ID:XoNKW22g
- 当施設でも高齢者の方を短時間のパートでお掃除や軽作業等、助手的に雇用しています。このポジションの職員は必要ないとまでは言いません。いると助かりますが、「いなくてもまわる」のです。しかし、主たる介護を担う職員(正規職員やフルパート)は、一定の人数がいなければまわりません。外国人のリーダー的職員と言いますが、私自身、外国人に頼る制度そのものに疑問を感じています。サービスの質を向上させるには職員の定着が必須です。これは、介護の業界に限ったことではありません。職員満足度(ES)の向上により職員を定着させしっかりとした教育を施し、ベテランを育てることが顧客満足度(CS)に繋がるといった構図になります。とにかくその日の運営ができるだけの人数がそろっていれば良いと、烏合の衆で運営をする施設が報道をされるような問題を起こすのです。そういった施設は決まって毎日のように求人を出していますし、職員が入れ替わり立ち替わりです。さて、外国人の話に戻りますが、外国人が施設に定着したとしても何年勤めるのでしょうか?20年、30年勤めるとは考えにくいです。日本に来たけど介護をやめて行方しれずになっている外国人はたくさんいます。介護助手もサービスの質向上に直接繋がるとは考え難しいでしょう。介護助手や外国人で補填的に問題を補い、対処療法をするのではなく、根本的な問題である介護職の処遇や社会的地位の確保、魅力の向上について、改善を図らなければならないでしょう。そういった意味では来年の8万円賃上げうんぬんの具体策が見物です。
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個人的には ( No.16 ) |
- 日時: 2018/09/04 14:47
- 名前: toki ID:IrSMg.cU
- いろいろご意見あるとおもいますが
・全部の仕事ができる常勤の数がそろっていればいい
もちろんそれが理想ですが現実にはそうはいかないわけで、すこしでも介護ができる方の力を借りるのは普通の発想だと思います
いまの現場マネージャーは ・常勤 ・非常勤 ・派遣 ・外国人 ・介護助手 などいろいろな人の仕事を調整することがもとめられているといるとおもいますよ。 型どうりの仕事をしていればいい時代ではなくなったと思います
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介護福祉士の展望 ( No.17 ) |
- 日時: 2018/09/06 15:34
- 名前: るなっち ID:FqW9.l3s
- >>この先、高齢の介護助手の雇用が加算対象となるとか、もしや雇用率が義務化され、クリアできなければ減算の対象となるやもしれぬと考えたりもします。
これは、介護保険ではなく雇用の助成金の分野で現実味があります。私は、
介護福祉士として高い理念を持ち、誇りを持って職務に取り組んでまいります。
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看護技術がartではなくなった理由 ( No.18 ) |
- 日時: 2018/09/11 12:14
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:Q.0uGNiM
- この問題に関連したブログ記事を書いて、先ほどアップしました。参照ください。
参照:看護技術がartではなくなった理由 http://blog.livedoor.jp/masahero3/archives/52098910.html
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英語ではartにはskillという意味もあり区別する理由はありません ( No.19 ) |
- 日時: 2018/09/17 21:43
- 名前: ヘルパー4級 ID:23bKqkg2
- artはskillです。
https://www.merriam-webster.com/dictionary/art
Notes on Nursing は著作権が切れているのでチラ見しましたが、確かに skill の単語は1つも使われていませんでしたが、1974年版にナイチンゲール看護学校の学長が本の前書きに "the book astonishes one with its relevance to modern attitudes and skills in nursing" と絶賛している位なので、skill ではなく art だ、という主張は否定されます。学長が『看護覚書き』の内容を skills だと言っているので。
art と skill には、用法として違いが無いわけではないですが、単純に skill を集大成したものが art だとも言い切れないです。厳密に art か skill かを論じるのであれば、1860年かそれ以前の英国の医療分野で art がどういう使われ方をしていて skill とはどう違うのかを調査しなければいけないので、そう簡単には論じられないと思います。
それでナイチンゲールが art の単語を選んだ理由は、ナイチンゲールではないのでわかりかねますが、医療に言及して使っているので、 Art is long, life is short. から採ったのでは、と個人的には思います。これはラテン語の Ars longa, vita brevis. が元で出典はギリシアの医学者ヒッポクラテスの言葉、ラテン語の ars はギリシア語のテクネーに相当し、ここでは医術の意味だそうです。 https://www.kitashirakawa.jp/taro/?p=1843
つまりナイチンゲールは Art is long, life is short の意味を正しく知っていたのではないか、との仮説です。この諺はしばしば芸術作品は後世まで長く伝わると間違った理解がされますが。
私はかねてより看護師の人達の「ナイチンゲール崇拝」には辟易していまして、「看護はナイチンゲールが始めた宗教ではなかろうに」と思っていたので、masa さんが看護覚書きをバイブル扱いしているのは非常に驚きました。そこまでして介護職が看護師のイマイチな点に従わなければならないでしょうか。看護覚書きは、幾ら何でも古過ぎです。高齢者を1860年の医療常識でケアしたら大変です。
ナイチンゲールのやった「功績」というより「功罪」も判断が難しいです。なにせ病気(の多く)は病原菌が原因で起きるという事が一般に知られる前の時代に「良かれ」と思ってした事なので。美化&脚本されまくりの伝記を真に受け白衣の天使と英雄扱いするのではなく、客観的に真実に目を向けるべきだと思います。
『ナイチンゲール 神話と真実』に記述がありますが、実際は彼女が責任者だったスクタリの病院での異常な死亡率の高さは赤痢や腸チフスが蔓延する不衛生な病院に怪我人を移送したために8人中3人の割合ですぐに死んだ、戦場の簡易診療所の方が死亡は8人中1人と生還できる見込みが高かったというのを彼女自身が戦後に分析しています。横浜の某病院の看護師みたいに悪意があったわけではないとしても、結果的にナイチンゲールの病院で死んだ5千人の多くは死なずに済んだ筈の人だったので、死なせた数は桁違いです。この「大失敗」の反省を元に「看護覚え書き」が書かれているのだから感慨深いです。つまり、いわば「スクタリでこういう事をしなかったら五千人も死なせちゃった、みんなは家で病人を世話する時は気をつけてね」という事です。
ナイチンゲールについて語る場合は『ナイチンゲール 神話と真実』は必読でしょう。非常に取り留めのない書き方で全体を読まないと内容が把握できないので困りますが、ごく一部を紹介します。(p.122)
一八五四年から一九五五年にかけての冬に衛生状態の悪さで五千人もが死んだのはフローレンス・ナイチンゲールが拠点としていたスクタリの病院だった。衛生委員会が来る前の一八五四年十一月から一九五五年三月のあいだにナイチンゲールが管理していたのは病院と呼べるものではなかった。そこは死の収容所だった。
借りて読む時間が無い場合は概要だけでもこちらからご覧ください。いずれにせよ、私はナイチンゲールの信者にはなりません。 https://washimo-web.jp/Report/Mag-Nightingale.htm
個人的な考えとしては、技術の分野ですと最新の資料や文献は英語でしか得られないので読むしか無い場合が多いのですが、日本の「介護」に相当する洋書は皆無です。よって日本の「介護」は独自に発達した概念・職種であり、他国では「看護は介護を含む」「介護は看護の一部」という考えが主流では。介護福祉士も、Certified Care Worker という訳語をあてていて、これで外国でも理解はされるでしょうが、この単語は米国では全く用いられていません。ポジション的に一番近いのは Certified Nursing Assistant になります。医師や看護師の指示で働く看護補助のようなものです。それで言うことが完全に矛盾しているようですが、看護師から上から目線で見られる事があるのは看護補助の域にも達していないのに理由があると思います。日本で医療職ではない介護職がどの程度、医療知識を勉強すべきかは各人で考えがあると思いますが、これだけ医療が進み高齢者の医療依存度が高くなって喀痰や経管栄養などは介護職にも、という時代ですし、例えば「自分が糖尿病患者になったら悪化防止のためにどんな食事・運動・注意をするか」と考えて医師が書いた糖尿病の良著を何冊か読み、その知識を高齢者のケアに役立てる、その次は腎臓病にも手を広げ、といった事は続けていかなければならないでしょう。
余談ですがこんなニュースも:「無資格者たんの吸引か 医師逮捕」 https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180917/1030005061.html
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