地域のケアマネジャーの団体組織などのソーシャルアクションが必要 ( No.1 ) |
- 日時: 2020/10/31 10:58
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:kPfe/wEw
- 行方不明高齢者等捜索模擬訓練を実施する自治体が増えてきましたから、これを住民の間に浸透させる訓練の繰り返しや広報活動が必要になると思います。
また認知症サポーター講座を受けた方などが中心になって、地域で認知症と思しき方が一人で街を歩いていたら、積極的に声を掛ける、「オレンジサポーター」という取り組みも進められているところがあります。
そうした取り組みにつながるソーシャルアクションを地域のケアマネジャーの職能団体などが積極的に取り組むことが必要なのではないでしょうか。
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地道にコツコツと…… ( No.2 ) |
- 日時: 2020/10/31 14:15
- 名前: ほすまね ID:k7DxXMpE
- かなりのご心労があったと事とお察し致します。
また、そのご心労の中、ケアマネとして何か出来る事はないかと模索続ける居宅のケアマネ様に、私は敬意を感じずにはいられません。
私自身、大した事をこれまでしてきた訳ではありませんが、事業者として、ケアマネとして、一市民として、地域のネットワーク作りやボランティア立ち上げ等で感じた事を記していきます。
居宅のケアマネ様もお調べになった通り、各自治体では認知症高齢者の徘徊対策にネットワークの構築など取り組んでいるかと思います。また、その実態は自治体ごとに大きな差がある事も……。 ソーシャルアクションとして大きな波にするには大勢の人々の理解と協力が必要です。 私が感じた事は『地域の中の人間関係』『タイミング』『熱意』です。
地域の中で広がっている既存のネットワーク(自治会や消防団、商工会等)の中で、キーとなる人物や一目置かれている人材がおり、そういった方々と早い段階から繋がりを得る事。 また、古くから地域の中で活動されている方(保健師の○○さんとか社協の○○さん)や有力者(議員や後援会長など)との理解と協力があった事は、後々の活動や周知において、大変、強みがありました。 そうした地域の中の力関係というべきか、人間関係を把握するのは困難だと思いますが、日頃の付き合いから信頼関係を構築していく必要があるのだと思います。 そういった事は一朝一夕で出来る事ではないので、事業所トップの理解は勿論、地域との関わりをどうつくっていくか、長期的な視点に立った事業所運営が必要かと思います。 (地域清掃などに職員を派遣したり、自治会への加入は勿論、行事での寄付など、キリがないですが)
そして、『タイミング』というのも大事だと思います。社会的に課題になっているとか、地域の中で事件が発生したとか、とにかく、住民に広く周知して理解を得やすい環境が整っていないといけません。 今は新型コロナウィルスの影響で、そうしたタイミングを図るのがより難しくなっている……と感じます。 (私が関わっていた時は、認知症高齢者の徘徊による列車事故や迷い人の放送が毎日のようになっていた時期でした)
最後に……根性論みたいで個人的には嫌なのですが、結局は人を動かす『熱意』ではないでしょうか。 それは誰か一人の熱意ではなく、この問題・課題を解決しようとする人々の強い熱意が、より多くの人を巻き込んで、大きな波になっていきました。
以上になります。 なにかのご参考になれば幸いです。
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masa ( No.3 ) |
- 日時: 2020/11/01 15:41
- 名前: 居宅のケアマネ ID:baCcbumg
- masa様、ご連絡頂き有難うございました。
現状ですが、 @「行方不明高齢者等捜索模擬訓練」は、当地では開催されていないと思います。 後日、地域包括支援センターと今回の件について話し合う際に確認致します。 高齢化率が高く、広域な為、住民の間に浸透させる訓練の繰り返しや広報活動を実施するのは、かなり時間がかかると思います。それでも、気長に浸透していくしかないと思います。行政の担当者が短期間で交代になる為、継続性も危ぶまれます。
A「認知症サポーター講座」オレンジサポーターについては、10年ほど前には、何回か開催していましたが、ここ数年は、講座開催の様子も無く、サポーターのその後の活動についても、あまり聞かれません。サポーターが、講座終了で終わらせずに、行方不明者の捜索等に協力頂ける体制に生かして頂きたいです。 地域のボランティアにも同様にお願いしたいところです。そのためには、地域包括支援センターや社会福祉協議会が主体となって、連携を深めるための橋渡しになって頂きたいところです。 また「RUN伴」に参加され、活動されている方や、各事業所が介護家族の会を 開催されていましたが、コロナ禍に入り、停滞されています。
地域のケアマネジャーの職能団体については、コロナ禍に入り活動は、実質、休止状態です。行政や地域包括支援センターからの事務報告のみで、各自が協力関係にあるケアマネとの電話やメールでの情報交換に留まっています。
今回は、関係している介護事業所や地域の病院へ100か所ほど、法人関係者、介護家族や知人、議会関係者等の協力可能な方々へ200名ほどへ協力要請し、有志により捜索の協力も頂きました。
しかし、それよりも必要なのは、認知症高齢者の命を守るための意識を強く持つ、行政・警察・関係機関の積極的な取り組みが無ければならないと思います。 体制づくりについて伝えて行きたいと思います。有難うございました。
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masa様へ、返信有難うございました。 ( No.4 ) |
- 日時: 2020/11/01 15:43
- 名前: 居宅のケアマネ ID:baCcbumg
- すみません。直前スレッドのタイトルを誤って押してしまいました。
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ほすまね様、ご意見有難うございました。 ( No.5 ) |
- 日時: 2020/11/01 16:42
- 名前: 居宅のケアマネ ID:baCcbumg
- ほすまね様、貴重な、ご意見を頂き有難うございました。心に沁みます。
『地域の中の人間関係』『タイミング』『熱意』 痛感致します。
@『地域の中の人間関係』 私も、ほすまね様と同じく、微力ながら一市民として、NPOやボランティア立ち上げ、デイやケアマネの管理者、地域のネットワークや審議会等に参画して参りました。
今回は、近隣の議員関係者、民生委員、病院、介護事業所、介護家族、法人関係者など多くの方に協力を頂きました。今までの30年近い活動の中での関わりの方々です。よりいっそうの信頼関係の構築が必要と思います。
今後、自治体・認知症サポーター、社協・地域包括支援センター・介護事業所の他に、宅配・郵便局・新聞・飲料配達員、ボランティアセンターにも協力も呼びかけていく体制作りが必要と思います。
A『タイミング』
今回の件を重要なタイミングとして、活かしていかなければ、故人に申し訳が立ちません。声を大にして、行政・地域包括支援センター・警察・介護事業所には、改善点と連携強化をお願いしたいところです。 今回の施設に関しては、自治会や地域の方々との協力関係が希薄であり、 最後まで、協力関係の構築が出来なかったようです。 同業経営経験者としては、考えられない事案です。 繰り返さない様な改革が、ハード面もソフト面も必要と思います。
B『熱意』 ほすまね様のおっしゃる通り。誰か一人の熱意ではなく、この問題・課題を解決しようとする人々の強い熱意が、より多くの人を巻き込んで、大きな波になっていきたいです。
今回の件を通じて、強い熱意をお持ちの方々たちが見えてきました。大きな波に繋がるよう進めていきたいと思います。
認知症高齢者の行方不明は、時間との戦いであります。 可能性のあることは、直ちに行う体制や権限が必要と思います。 今回のケースは、迅速な対応が出来れば、救えた可能性が大きかったと思います。
投稿いただき有難うございました。
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