あくまでエアマットというのが感想です ( No.1 ) |
- 日時: 2022/07/31 16:03
- 名前: ケアマネナース ID:XYBPab6Y
- 当施設は40床の介護老人福祉施設になりますが、自動体位変換機能付きエアマットの導入を行いました。
結論を言うと、最初導入した際は使用しましたが現在は使用しておりません。 エアマットが必要な人に対しては、体位変換の手間などが無くなり非常に優れた製品であり、難治性褥瘡の方に対しても一定の効果があったといえると思います。 ただし、現場運用の際に使用目的が「褥瘡の発生するリスクが高い方」から、「体重が重く体位変換が困難な方」へとシフトしており、本来エアマット適用の利用者でなく体圧分散マットで可能なレベルの方まで使用していた事態になっておりました。 褥瘡の高リスク者に共通するのはベッド上での活動性が少なくやせ型で栄養状態が悪く、骨突出がある方が多いように思います。 介護の負担を考えるなら、その様な方々は体重が軽く、また、エアマット上での体位変換に負担を感じた方は、あまりいないのではと感じます。 エアマットの使用については現場の看護職判断から、褥瘡員会にて必要者の検討を行い使用するように方針を変更したことによって、ここ2年くらいはエアマットの必要者が0になり、褥瘡の発生もない形になってますが、体位変換の業務は変わらず必要となっております。 あくまで「エアマット」であり、生活の場である特養で活動性を支援する目的としては疑問を感じ、ターミナル期等の看取りの場合でしかエアマットを使用する機会は少ないように感じます。
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使用の本来目的も変化があってよいのではないでしょうか。 ( No.2 ) |
- 日時: 2022/08/01 07:53
- 名前: masa◆PQB2uTgXDQ ID:zylS0J1M
- ケアマネナースさん、情報提供ありがとうございます。
>本来エアマット適用の利用者でなく体圧分散マットで可能なレベルの方まで使用していた事態になっておりました。
僕はこれはありと思います。既に特養の夜勤時間帯は、ワンオペで40人以上の利用者対応をしなければならない時間帯が増えています。日中の勤務者はどんどん減っていきます。
エアーマットの使用方法の、「本来目的」も変化してよいのだと思います。それにより利用者のデメリットはないわけですから。過去の本来に固執しては、時代のニーズとずれが生ずることになります。
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体位変換の負担軽減については、 ( No.3 ) |
- 日時: 2022/08/01 10:41
- 名前: ケアマネナース ID:3LKk0/Vo
- 現在、当施設では自動寝返り支援ベッドの導入を進めています。
体圧分散マット+自動寝返り支援ベッドでの対応で先ほどのような「体重が重く体位変換が困難な方」への対応をしています。 但し、導入台数としては3台ほどしか導入していないため、まだまだ介護職員への負担軽減は出来ていないかもと思っています。 自動体位変換機能付きエアマットについては、機能訓練指導員の方からは不評でありました。 エアマットの常時使用については、性質上子供の遊具でよくみる「ふわふわドーム」の上にいるような不安定感があり筋緊張の促進および拘縮を促進するということで数か月後のADLに差がでると言われてます。 ただ、実感レベルではそんなに言うほど差を感じた事がないのですが、専門家からの意見や見地は見過ごせない重要なメッセージと考え、フランスベッドから販売してある自動寝返り支援ベッドの導入の方向へ切り替えました。 ここ数年の福祉用具の進歩はすさまじいものがあると同時に、導入タイミングが非常に難しいと感じている所です。 パナソニックから出ているリショーネPlusによって、移乗介助をする負担の軽減を考えるべきか、それによって座位になり接地する機会が無くなり自立支援の妨げになっていないか等の部分があり、様々なメーカーを導入することにより介護職員の混乱を招かないか等「使う側」の習熟度によって導入スキームが変わってきており、悩ましい限りです。
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期待程ではなかったです。 ( No.4 ) |
- 日時: 2022/08/01 11:19
- 名前: 認知症専門棟相談員 ID:5Zjohreg
- 100床の老健です。
試験的に3台を導入しております。
製品のグレードが低いこともあり、ご自身では全く動けないような重度な方に優先して使用しましたが結局は上肢のクッションの入替等も定期的に必要で、期待したほどの効果は出ませんでした。 あくまで補助的に使用している状態です。
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居宅のケースですが ( No.5 ) |
- 日時: 2022/08/01 13:48
- 名前: 枕詞◆API/2SJFWU ID:.t6hd99s
- 施設ではなく居宅における話になりますが、遷延性意識障害で寝たきりの方の褥瘡対策で体位変換器貸与でスモールチェンジラグーナ(自動体位交換エアマットレス)を使用していました。
効果があったかを客観的に評価は難しいですが、結果として褥瘡は改善しました。 なお、夜間は同居家族が仕事から戻ってきますが、日中は認知症の奥様と二人きりになります。経管栄養やたん吸引のため午前に訪問看護で1回、午後に訪問介護で1回、毎日訪問して体位交換も行っていました。
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特養機能訓練指導員の意見 ( No.6 ) |
- 日時: 2022/08/04 13:38
- 名前: 従来型特養機能訓練指導員 ID:DjnaZdeI
- 従来型特養勤務のPTの個人的な意見です
数台オスカーが導入されていますが、自動体交のモードは使用していません。導入時に大柄の不全頚損の利用者に使用しましたが、怖い、止めてほしいという訴えがありました。確かに見た目の傾き(エアマットの盛り上がり)もかなりの角度がついていました。 ラグーナは展示会で寝てみましたが、本当にスモールチェンジなので、こちらのほうがまだいいのかも…と思いました。利楽flowはまだ実物を見たことがありません。 しかし、勤務している施設では、エアマットが必要な利用者はほぼポジショニングが必要であり、おむつ交換・ポジショニング・体位交換がセットになっている場合が多いです。また、合間に体位交換が必要な際は、スモールチェンジのコンセプトで、側臥位からクッションを抜き取って仰臥位でも構わないと考えています。 また、ケアマネナースさんのご意見にもありますが、筋緊張亢進+関節拘縮の進行は避けたいので、予防目的なら性能の高いウレタンマットレス+ポジショニングを選択したいというのが、私の思いです。
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