講師を担当している者ですが… ( No.8 ) |
- 日時: 2024/06/21 10:15
- 名前: jo◆jG/Re6aTC. ID:ViUxRW9o
- 10年ほど前より研修講師を担当しています。主に研修前半の座学を担当することが多いです。
この流れで発言することは少し憚られますが…
厚生労働省のガイドラインと研修団体から支給されるテキストからシラバスを組み、講義の準備をしています。例えば、医療との連携の講義は4時間ぐらいの長さになる研修もございますので、事前準備には十分時間をかけているつもりです(私もケアマネジャーですので、お休みの日に準備しています)。
受講生の方に様々な角度から、最近の動静含めて、分かりやすい講義になるように心がけています。休憩のタイミングにも気を使い、途中にペアワーク等を導入することで退屈にならないように気をつけているところです。
その私の立場から申し上げますと、この掲示板をご利用されているケアマネジャーの方は優秀な方(知識を得ようとする姿勢を感じます)が多いと思います。スレッドの議論の内容を見させていただくと、私自身も学ばせていただくことが多いです。
ですが、講義の中で例えば介護保険制度論や社会資源のお話をする際に「地域医療構想」や「市町村介護保険事業計画」について説明をすることがあります。医療との連携の中で「在宅医療・介護連携推進事業」の説明をする場面もあります。しかし、上記の内容について「全く知らない」「資料を見たこともない」というケアマネジャーの方が多いなと感じています。特に自分の地域の「市町村介護保険事業計画」を見たことがないということは、ちょっと問題かなと思います。自分の地域の第一号被保険者の保険料についても、基準額を知らないという方もいらっしゃいます。
後半の演習にファシリテーターとしてお手伝いすることもありますが、居宅サービス計画書の目標期間を「○ヶ月」と記載する方も時々います。「私はこう習いました」「今までこれで問題ないです」と堂々と言われることに驚きます。
重ねて申し上げますが、このスレッドで発言されている方や、ご覧になっている方は優秀な方だと思います。どの職種でもそうですが、いつまでも学ぶ姿勢でお仕事をされる方とそうでない方がいるということですね。
それでも、この研修の負担(時間も費用も)が多いことは同意です。廃止することに賛成です。
長文失礼しました。
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